After Effectsは、非常に多くの専門用語があり、全てを網羅することは困難ですが、よく使われるものを中心に50音順で解説します。
あ行
- アンカーポイント: オブジェクトの中心点で、変形や回転の基準点となります。例えば、テキストレイヤーのアンカーポイントを調整することで、テキストの回転中心を変えることができます。
- イージング: アニメーションの動き方(加速・減速など)を滑らかに調整する機能です。例えば、オブジェクトがゆっくりと現れて、徐々に速くなるような動きを表現できます。
- エクスプレッション: JavaScriptに似たスクリプト言語を用いて、プロパティを動的に制御します。例えば、時間の経過とともにオブジェクトの色が変化するような複雑なアニメーションを作成できます。
か行
- キーフレーム: アニメーションの各ポイントに設定するマーカーで、この間の動き方を定義します。位置、スケール、回転、不透明度など、様々なプロパティにキーフレームを設定できます。
- コンポジション: プロジェクトの構成単位で、複数のレイヤーを組み合わせて1つのシーンを作成します。
- シェイプレイヤー: ベクター形状で作成されたレイヤーで、カスタムシェイプやロゴなどを作成する際に使用します。
- ソリッドレイヤー: 単色のレイヤーで、背景や効果の基底として使用されます。
さ行
- タイムライン: 時間軸を示すパネルで、キーフレームやレイヤーの配置、アニメーションの再生を行います。
- トラッキング: 映像内の特定の点を追跡する機能で、オブジェクトにエフェクトを適用したり、別の映像と合成したりする際に使用します。
- プリコンポーズ: 複数のレイヤーをまとめて1つのコンポジションにすることで、プロジェクトの整理や複雑なアニメーションの管理を効率化します。
た行
- テキストレイヤー: テキストを表示するためのレイヤーで、フォント、サイズ、色などを自由に設定できます。
- プリセット: よく使用する設定を保存しておき、他のプロジェクトで簡単に呼び出すことができます。
- プラグイン: After Effectsの機能を拡張する外部プログラムで、サードパーティ製のプラグインを利用することで、より高度なエフェクトや機能を利用できます。
な行
- ヌルオブジェクト: 可視化されないオブジェクトで、他のオブジェクトを制御する親オブジェクトとして使用されます。例えば、複数のオブジェクトを同時に移動させたい場合に、ヌルオブジェクトを親として設定することで、一度に移動させることができます。
は行
- パペットツール: オブジェクトの形状をメッシュで分割し、各メッシュ点を自由に動かして変形させるツールです。
- プレビュー: 作成中の映像をリアルタイムで再生して確認する機能です。
- プロパティ: レイヤーやエフェクトの設定項目で、位置、スケール、回転、不透明度、色など、様々なプロパティがあります。
- レンダー: 作成したコンポジションを最終的な映像ファイルに出力する処理です。
ま行
- マスク: レイヤーの一部を隠したり、表示したりする機能で、複雑な形状のマスクを作成することで、より高度な合成を実現できます。
- モーショングラフィックス: 動的なグラフィックデザイン全般を指し、After Effectsはモーショングラフィックス制作に最適なツールです。
や行
- エフェクト: レイヤーに適用する効果で、色調補正、ノイズ除去、歪み、パーティクルなど、様々な種類のエフェクトがあります。
- エフェクトコントロール: エフェクトの設定を調整するパネルで、各エフェクトには固有のパラメータがあります。
ら行
- レイヤー: 映像の構成要素で、映像、画像、シェイプ、テキストなど、様々な種類のレイヤーがあります。
- レイヤースタイル: レイヤーに適用する外観効果で、ドロップシャドウ、内影、グローなど、様々なスタイルがあります。
わ行
- ワープ: オブジェクトをゆがませたり、変形させたりする効果で、面白い視覚効果を作成できます。
その他
- 3Dレイヤー: 3次元空間で表現されたレイヤーで、3Dモデルをインポートしたり、3D空間でカメラを動かしたりすることができます。
- ベクターグラフィック: 拡大縮小しても画質が劣化しないグラフィックで、シェイプレイヤーなどがこれに当たります。
- ラスタグラフィック: ピクセルで構成されたグラフィックで、写真やスキャン画像などがこれに当たります。